2018年6月号(QRコード・SNS用)
- 4月
- 09
2018年6月号 デジタル・トークライン
<CONTENTS>
1.今月の向山洋一 教育語録
2.谷編集長の5min.アンサー
3.高段者に聞く Q&A!(動画・音声)
和田秀雄先生
4.特集:日本の英語教育「失敗の本質」をさぐる―国際舞台で活躍する子を育てるTOSSの処方箋
加藤心先生・間宮多恵先生・林健広先生
5.デジタルトークライン連動企画!デジタルでダウンロード、本誌で解説
小井戸政宏先生
6.大成功の絵画工作指導
佐藤昌彦先生
7.今月のサークル動画
8.本誌掲載論文の関連カラー画像
林健広先生・許鍾萬先生・塩谷直大先生・松本一樹先生・溝端久輝子先生・笠井美香先生・
瀧澤美香先生・川原雅樹先生・小野隆行先生・谷和樹先生・美崎眞弓
9.トークライン本誌PDFデータ
10.今月の表紙人物
水川勝利
1.今月の向山洋一 教育語録
「阿波踊り、4つの段階でできています。」
最初に阿波踊りの原理を極限までシンプルにして伝えている。
一見難しそうな阿波踊りの動き。
それを、ここまでシンプルにして子供たちに伝えているから、子供たちもわかりやすいのである。
短く大切なことを伝える。その力を教師はもつ必要がある。
(解説:TOSSデジタルチーム 河野健一先生)
上の動画は、TOSS動画ランドで配信予定「阿波踊り」の一場面です。
本編全てを見たい!という方はコチラ→TOSS動画ランド
2.谷編集長の5 min. アンサー
6月号のテーマは「荒れ始めた教室を立て直す教師」です。
こちらは「谷編集長の5min.アンサー」の音声配信です!
音声を聞くには、下の画像をクリックしてください。
3.高段者にきく!Q&A(動画・音声)
6月号は和田秀雄先生の「タイムマネジメント術」です!
こちらは「高段者にきく!Q&A」音声配信です!
音声を聞くには、下の画像をクリックしてください。
4.特集:日本の英語教育「失敗の本質」をさぐる―国際舞台で活躍する子を育てるTOSSの処方箋
方針は口でいくらでも語れる。しかし、授業という形で語れるものはTOSS英会話だけだ
加藤心先生≪動画・音声あり!!≫
本誌12ページ掲載の動画・音声、関連画像をご紹介します。
TOSS型英会話を映像でもご覧になれます。見たい!という方はコチラ↓
TOSS型英会話(TOSS北海道合宿のブレスト)
※スマートフォンでの撮影のため、縦長の映像となっています。
期末テスト(リスニング)の音声をお聞きいただけます。聞きたい!という方はコチラ↓
期末テスト(リスニング)1
期末テスト(リスニング)2
2文のやり取りの積み重ねで自由に会話
間宮多恵先生
本誌15ページ掲載の関連画像をご紹介します。
まずは、教師がICTを使って英語を学習する
林健広先生
本誌24ページ掲載の関連画像をご紹介します。
5.デジタルトークライン連動企画!デジタルでダウンロード、本誌で解説
学級通信テンプレート 保護者の信頼を得る通信の書き方
小井戸政宏先生
関連資料をダウンロードできます。
詳しい解説は本誌P37に!
ダウンロードはこちらから→学級通信テンプレート
6.大成功の絵画工作指導
教材の背景にある精神とは何か
佐藤昌彦先生
本誌32、33ページ掲載の佐藤昌彦先生(北海道教育大学)の画像をご紹介します。
解説は本誌をご覧ください。
7.今月のサークル動画
本誌で紹介しきれなかった魅力を動画でご紹介いたします!
※連絡先など、詳細は本誌をご覧ください。
明日の学校を少しでも楽しみに!
岡田健太郎先生
サークル名:法則化サークルIwan(東京都)
代表:岡田健太郎
8.本誌掲載論文の関連カラー画像
①写真で解説!TOSS流板書術・ノート術
向山式板書が校内に広がる秘密
林健広先生
本誌26、27ページ掲載の関連画像をカラーでご紹介します。
②授業が激変!TOSS指導法最前線
「買物ロボット」をプログラミングする
許鍾萬先生
本誌28.29ページ掲載の関連画像をカラーでご紹介します。
TOSSメモで食物連鎖を学ばせた後に、ビジュアル・プログラミングで表現させる
塩谷直大先生
本誌30ページ掲載の関連画像をカラーでご紹介します。
充実した付録で力を付ける教材リード
松本一樹先生
本誌35ページ掲載の関連画像をカラーでご紹介します。
③現在進行形の教科書単元 すぐに追試できる開始15分間の発問
≪国語2年≫ことばで絵をつたえよう
溝端久輝子先生
本誌40ページ掲載の関連画像をカラーでご紹介します。
≪国語3年≫「話したいな、うれしかったこと」(話す・聞く)の最初は「TOSSメモ」で
笠井美香先生
本誌42ページ掲載の関連画像をカラーでご紹介します。
≪算数3年≫何の位から計算するのかを問う
瀧澤美香先生
本誌43ページ掲載の関連画像をカラーでご紹介します。
≪算数4年≫倍の計算は指で隠して考える
塩谷直大先生≪授業コンテンツDownloadあり!!≫
本誌45ページ掲載の授業コンテンツをダウンロードできます!
授業コンテンツ(PowerPointファイル)はこちらからダウンロードできます→横崎邦子先生・4年算数「倍の計算」追試
≪算数6年≫子供がどこでつまずくか、教師がイメージする
林健広先生
本誌49ページ掲載の関連画像をカラーでご紹介します。
④「基礎基本の授業例」と「主体的で深い学びの授業例」
《基礎・基本》ポイント6と、書けない子への最初の手立て
川原雅樹先生
本誌50ページ掲載の関連資料をご紹介します。
《主体的・対話的で深い学び》プロットを示し、学習したことを書かせる
川原雅樹先生
本誌51ページ掲載の関連資料をご紹介します。
⑤特別支援教育の指導システム
字の形がなかなか整わない
小野隆行先生
本誌58ページ掲載の関連資料をご紹介します。
⑥授業技量向上の法則
アメリカの幼児教育はエビデンスをもとに進められている
谷和樹先生
本誌61ページ掲載の関連資料をご紹介します。
④人気女性ライター トークラインだけの裏話
スピーチで大切なこと
美崎真弓
本誌75ページ掲載の関連画像をカラーでご紹介します。
9.トークライン本誌PDFデータ
本誌全ページのPDFデータがダウンロードできます。
(本誌と一部のフォントが異なります。また、画像の解像度を低く設定しています。ご了承ください。)
閲覧・検索にどうぞご利用ください。(印刷はできません。)
こちらをクリックしてください→教育トークライン2018年6月号 本誌PDFファイル
10.今月の表紙人物
児玉 源太郎
(こだま げんたろう)
嘉永5年閏2月25日(1852年4月14日) – 明治39年(1906年7月23日)
陸軍軍人、政治家。
台湾総督、陸軍大臣、内務大臣、文部大臣などを歴任。
日露戦争時には満州軍総参謀長を務め、早めの講和を主張し、結果として日本を勝利に導いたといわれている。
「台湾近代化と日露戦争勝利確定の立役者・児玉源太郎」
1898年(明治31年)、樺山資紀以後、桂太郎、乃木希典に続き、台湾総督府の4代目の総督となったのが児玉源太郎だ。
児玉は台湾総督に就任すると、弱冠42歳の後藤新平を台湾総督府の民政長官に抜擢した。そして直ぐさま台湾の行政上の大改革を実施した。特筆すべきは衛生面での改革だ。
当時、台湾にはおよそ17万人にも及ぶアヘン中毒患者がいた。児玉源太郎と医者であった後藤新平は「アヘン漸禁策」を実施し、アヘン中毒患者の撲滅に積極的に取り組んだ。昭和14年には中毒患者は500人を下回ったという。
経済政策では、殖産局長に新渡戸稲造を迎え、新渡戸の意見書に基づき『台湾糖業奨励規則』を発布し、臨時台湾糖務局を設立した。
これにより、台湾のさとうきび栽培などの生産は飛躍的に増大した。
児玉は台湾総督としての8年間(明治39年4月まで)の間に鉄道、港湾、通過、統計制度、医学校設立、下水道整備、予防注射強制、衛生状態改善等を実施した。その事業費はおよそ6,000万円にものぼり、明治31年(1898年)当時の3分の1から4分の1を費やした。
児玉はまさに台湾近代化の立役者である。
その後、1900年(明治33年)に台湾総督兼陸軍大臣、続いて1903年(明治36年)に第一次桂内閣で内務大臣に就任したが、対露戦計画に参画していたある重要な人物が亡くなり、大山巌からの強い要請で、参謀本部次長に就任した。
参謀本部次長になった児玉源太郎は、日露開戦にそなえて国際社会の最新情報の収集に力を注いだ。
そして日露戦争において満州軍総参謀長を務め、勝利に貢献した名将といわれている。
特にロシア軍32万、日本軍25万、両軍合わせて57万人もが戦った人類史上最大の会戦である奉天会戦(1905年3月)において、圧倒的有利なロシア軍に何とか優位に立つと、児玉は直ぐに日本に戻り、日本の戦力が尽きていることを訴えて「早期講和」を説いてまわった。
5月には日本海海戦でロシア軍に完勝したが、講和に向けての動きがその後になっていたら、もしかしたら国土、物資の面で圧倒的に優位なロシアが負けを認めず、「日本の勝利」という歴史が違うものになっていた可能性があったと思われる。
なかなか負けを認めないロシアから戦争賠償金をとることは出来なかったものの、小村寿太郎の努力が実を結び、9月5日、ポーツマス条約で南樺太の割譲を得て「日本の勝利」を確定できた。
日露戦争勝利という歴史上の事実が、日本国の未来と西洋列強に植民地支配されていたアジアの国々にどれほどの影響を与えたことか。
もし児玉の大局をつかむ能力と迅速な戦争終結につなげる努力がなければ、今の日本はなかったかもしれない。
このことを多くの方に知ってもらいたくて、児玉源太郎を今月号の表紙に選んだ。
表紙デザイン:水川勝利